私の実家は、ずっと賃貸マンションです。持ち家派が多い親世代では珍しく、理由を尋ねると「お父さんが全国転勤だったから」と家にこだわりのない様子の母。
[st-kaiwa1]持ち家は損だと教えられてきた幼少期…[/st-kaiwa1]そんな両親に育てられたので、私は家はずっと賃貸でいいと思ってきました。夫も持ち家で暮らしたのは幼少期のみだったので、どっちでもいい派でした。
そんな夫婦が、なぜ賃貸から中古マンションを購入したのかの理由と、実体験に基づいて家選びで苦労した点や気を付けるべき点をお話していきます。
中古マンションを購入した理由
私の初めての住まい選びは、夫と二人暮らしをしたときです。夫からプロポーズを受けて、結婚は結婚式当日にしたかった私の要望で、婚前同居の為でした。
それまで実家暮らしで姉と相部屋だったので、中学生の頃から天然生活を読んでいた私は、初めての賃貸マンション選びにワクワクしていたのを覚えています。
ただ、初めて自分たちで家を借りて2年が過ぎた頃、『できないこと』の不憫さを感じた瞬間があって、家を買うのもいいんじゃないかという選択肢が出てきました。
ペット制限が厳しい
私たち夫婦は、犬より猫派です。いつか猫と暮らしたいという思いがあり、ペット可な賃貸マンションだったので、一度本気で飼うことを考えたことがあります。
ただ調べてみると、その賃貸マンションは犬なら可だったので猫は飼えないことを知り、猫が飼える賃貸マンションが少ない現実を知って、途方にくれました。
(今はデグーのちいちゃんと暮らしているので、猫は飼っていません…)
インテリアの制限がある
実家暮らしでは見えてこなかった暮らしの難点で、好きな家具を配置できないことが多々ありました。スペースの狭さや壁の穴あけなど賃貸ならではの問題です。
インテリアショップを巡る目的で旅に出るほど家具や照明、雑貨が好きなので、自由なようで自由でない賃貸マンション暮らしにモヤっとしている自分がいました。
賃貸は他人から部屋を借りてるだけの所有しない気楽さがありますが、私たちは自分たちがしたい暮らしと自由を求めて分譲マンションに住みたいと思いました。
マンション選びの絶対条件
家を購入するにあたっての絶対条件は、
- 駅から徒歩10分以内
- 南向きで日当たりがいい
- ベランダからの見晴らしがいい
利便性の良さ
持ち家だとしてもマンションだとしても、利便性の良さは外せません。それは毎日の通勤と、いつか手放す可能性があることも視野に入れているからです。
私たち夫婦の働き方や、いつか生まれるかも知れない子どもの教育環境など、暮らしに絶対はありません。だからこそ、手放す可能性があることも考えています。
また、月に3万円以上の維持費がかかると言われている車をもたないことで、その分の費用を家に回そうと考えて利便性の良さを重視することにしました。
変えられない環境
リフォームすれば変えられる場所は気にしないけど、立地や周辺環境、日当たりや眺望など変えられない環境には特に注意して家選びをしました。
実際に私が15年以上住んでいた実家付近は、会社がスーパーに、駐車場が一軒家にと変わっていく風景を見てきました。良い面もあれば、悪い面もあります。
特定されたくないので具体的には申し上げれないのですが、そういった周囲の環境が変化しにくい場所に住むというのも、夫婦で話し合って決めました。
中古ならではの気を付けるべき点
私たちが実際に家選びで掛かった期間は、1年ほどです。中古マンションは良いマンションほど競争率が激しいので、なかなか見つからないのが現実でした。
条件に合いそうな物件を何軒も内覧してきた私たちが「ここは止めておいた方がいいな」と感じたマンション例をご紹介しておくと、
- マンションの管理状況が悪い
- 内覧した部屋が汚い
- 前所有者の売却理由・口コミに疑問が残る
マンションの場合、部屋は売り主が、それ以外は管理組合によって管理されています。入り口や郵便ポスト、ごみ捨て場などチェックして、汚いと嫌ですよね。
また、内覧日なのに水回りや玄関が汚い部屋って嫌ですよね。そういった管理がずさんなマンションや部屋は、買い手が付かず価値が下がる可能性大です。
[st-kaiwa1]お湯がはったままのお風呂とか見せられてもね。。[/st-kaiwa1]また、マンション情報を調べて口コミに疑問が残ったり、所有者の売却理由など知れる限りの情報はチェックしておいて損はないと思いました。
家選びは損得で決められない
今の中古マンションに引っ越してきて、賃貸マンションに住んでいた時より自分たちがやりたいことを実現できて、暮らしが充実してきたと実感しています。
もともと『住まい』に対してのこだわりが強かったので、賃貸ではなく分譲マンションを購入する選択は、私たちにとってマストだったと感じています。
この記事が、家を購入するか賃貸に住み続けるか迷っている方や家選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。