白浜温泉宿「浜千鳥の湯・海舟」波の抄でおこもりステイ旅

よく頑張ってくれているからと会社から(もらえないはずの)賞与をいただき、コロナ禍でも変わらず働きに出た夫への感謝も込めて、白浜温泉に行ってきました。

関西に住んでるのに、行ったことがなかった白浜温泉。こんな時期だから、ホテルに籠るだけのおこもりステイ旅に「浜千鳥の湯 海舟」はまさにぴったりでした。

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大阪から和歌山へのアクセス

大阪から和歌山(白浜)へは、特急列車くろしおに乗って行きます。普段なら旅行客やビジネスマンが多く利用していますが、乗車率10%未満で空席が目立ちます。

  • 特急列車(新大阪〜白浜):4,480円
  • シャトルバス(白浜〜ホテル):無料

前日2名以上で購入できる片道きっぷ「くろしお指定席きっぷ」を使えば、お得だし自由席よりも人との接触を避けられるので、今の時期は特にオススメです。

白浜駅からは白浜温泉旅館共同組合のシャトルバスを利用すれば、無料でホテル前まで乗せていただけました。本数や乗客数に限りがあるので、早いもの勝ちです。

パンダくろしおに乗って

梅雨真っ只中の7月初旬でこの日は曇り空のちの大雨だったけど、私たちが乗った特急列車は偶然にもパンダくろしおで、幸先の良いスタートとなりました。

車体前頭部しか撮れなかったけど、車体全体がアドベンチャーワールド仕様で、こんな時期じゃなければ行きたかったな〜と思いました。本物のパンダはまた次回。

車内ラッピングもパンダ!ほぼ空席だから撮れた一枚ですね。2時間半ほど電車に揺られながら、終点の白浜駅を目指します。こういう時の電車って楽しいよね。

お昼の時間だったので、新大阪駅で買った神戸ビフテキ亭DELIの「牛とろローストビーフ弁当(¥1,760)」を食べながら。これ、めっちゃ高いけど食べる価値あり。

口の中でお肉がとろけて、付属の卵ソースを掛けたらもう…箸が止まらない。夫が「帰りも買って帰りたい〜」というほどの美味しさ(全力で止めたけど)!

白浜温泉宿「浜千鳥の湯・海舟」波の抄

片道3時間ほど掛けて白浜温泉宿「浜千鳥の湯 海舟」に到着しました。この旅はホテルで籠るのが目的なので、15時のチェックインに合わせてやってきました。

海舟は玄関で靴を脱いで、館内は素足で過ごすスタイル。ホテル内の床はほとんとが畳(もしくは木)なので、畳や木の良い香りがして落ち着く空間でした。

露天風呂付き客室

今回は海が見える「波の抄」の3〜5階の部屋を予約して、実際に泊まったのは4階の部屋でした。生憎の雨だけど、目の前は海だけなので部屋の中は明るくて良い。

旅館とホテルの中間のような空間で、普段は海外旅行客が多いのも納得。ちょっと年季を感じるけど、木を多く使ったインテリアで、不思議と落ち着きました。

お布団よりベッド派な私です。普段はダブルベッドに二人で寝ているので、大きいベッドに一人で寝るってだけで贅沢に感じちゃうんですよね〜。

横に寝転がると、ベッドから外の景色が見渡せちゃいます。海まで遮るものが何もないので、快晴なら地平線とかも綺麗に見えて最高なんだろうな。

ホテルのベッドって硬めなところが多いけど、このベッドはちょうど良い硬さだったからか、布団に入った瞬間スッと寝て朝まで起きることなく休めました。

洗面所はこんな感じ。アメニティは、必要最低限で無駄なし。館内着として、部屋には作務衣の上下セットが置いてあり、フロントに行けば浴衣も借りられます。

作務衣・浴衣の館内着と、畳や木の土足OKスタイルによって、より落ち着く空間へと導いてくれますね。おかげさまでダラダラと過ごさせてもらいました。

洗面所横にシャワールームがあって、そこを通り過ぎると露天風呂(沸かし湯)があります。シャワールームは、外からも中からも丸見えの透明ガラス仕様ですね。

お湯は、フロントに電話して自動湯沸かしが出来ます。露天風呂の開放感が半端なくって、共に30過ぎの夫婦が子どものように大はしゃぎしてしまいました。

宿泊中はずっと雨だったけど、海のさざなむ音と雨の音が心地良くて、それはそれで良かった。そう思えるのも、ホテルお篭り旅行だからかも知れないですね。

ホテル敷地内で湯巡り

このホテル最大の売りは、敷地内でできる湯巡りですね。広大な敷地の中に、湯巡りできるスポットがいくつかあって、どれも宿泊者なら入ることが出来ます。

  • 混浴露天風呂
  • 貸し切り露天風呂(3種類)
  • 大浴場(源泉掛け流しとサウナ)

私たちは到着後、浴衣に着替えて部屋でダラダラと過ごして、17時から貸し切り露天風呂へ。部屋よりも海が近いので、より波の音が聴こえて最高でした〜!

その後はお互い大浴場に移動して、温泉とサウナを堪能しました。私たち夫婦、ただいまドラマ「サ道」にハマってまして、サウナ入れるのが楽しみだったんです。

17時半から夕食を食べ始める宿泊客が多かったからか、なんと大浴場で過ごした1時間は誰も入ってこずに貸し切り状態でした。めちゃくちゃラッキーでしたね。

待ち合わせ場所の湯上り処で、冷たいアイスキャンデー(無料)を食べれるのも至福のとき。夫から「最高だった…、ありがとう」と喜んでもらえて私も嬉しい。

美味しいごはん

お風呂上がってさっぱりしたところで、私たちの夕食は20時から。夕食は17時半か20時の2部制で、チェックインに出遅れた私たちは遅めの時間帯になりました。

ぐう

お風呂は貸し切り状態だったので、結果オーライ!

海の幸と山の幸を楽しめる紀州舟盛会席でお願いしていました。これが結構いいボリュームで「もうお腹いっぱい〜」になります。めちゃくちゃ贅沢でしたね。

このウニの冷やし茶碗蒸し美味しかったな〜。見た目通りの美味しさでニヤケました。こんな贅沢な料理食べれるのも旅ならではなので、一品一品を堪能しました。

22時からは夜食として「夜鳴きそば屋」が開店。これが評判良くって、訪れたら絶対に食べようと思ってました。醤油ベースの和歌山ラーメンで、絶品なんです。

ぐう

スープなくなり次第終了なので、お早めに

お腹はすでにはち切れそうだったので、夫と1杯を分け合って食べました。お酒飲んだ後の締めのラーメンって、なんでこんなに美味しく感じてしまうのか…。

夕食を終えて部屋の露天風呂を楽しんだ後、24時には就寝。明日の朝風呂を楽しみに眠りにつきました。翌日は6時頃に起床して、大浴場でひと風呂浴びました。

朝ごはんも、すっごく豪華…。昨日の夕食でお腹パンパンだったけど、これを前にして食欲が出ないはずがない。和食か洋食か選べるけど、和食にして正解でした。

朝食後はチェックアウトの11時まで、部屋の露天風呂を楽しみました。お風呂三昧な一日、最高だったな〜。また落ち着いたら、訪れたい場所が増えました。

おこもりステイ旅という提案

正直こんな時期なので、私たちが旅行に行っても大丈夫だろうかという不安もありました。早々と予約したものの、状況を見てキャンセルも視野に入れていました。

最終的にはニュース(感染者情報)やホテルでの3密回避の対策、近隣ホテル内で過ごすおこもりステイ旅にシフトしたことで、実現できた旅行だと思っています。

一日でも早く、世界が日常を取り戻せることを切に願います。ホテル内でのんびりしてリフレッシュするおこもりステイ旅の一例として、参考になれば幸いです。

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