もう3年以上、愛用しているmarimekko(マリメッコ)の折り畳み傘。オンオフともに、この1本で雨の日を凌いできたと言っても過言でないほど愛用しています。
あまり人と被らない柄で、水玉好きな私には堪らないデザインが気に入っています。愛用歴が長いこともあって、最近すごく気になっていることがあります。
[st-kaiwa1]傘からカビのような匂いがする…[/st-kaiwa1]そう、使い終わった後に干して完全に乾かしても、部屋干し後の生乾きの臭いが取れなくなってしまったのです。お気に入りなだけショックが大きい…。
天気が雨予報の日は、バッグの中でスタンバイさせる折り畳み傘です。この匂いを放ったままバッグに入れたり使用するのは、なんとしても避けたいですよね。
このままではどうしようもないと思い立ち、自宅で折り畳み傘を洗ってみた体験談をお話していきます。原因や洗い方など、皆さんの参考になれば幸いです。
傘が臭い理由は干し忘れ
折り畳み傘は長傘のように常に手に持つ必要がなく、使用しない時はバッグに仕舞ったままに出来ます。風が強くない雨の日は、折り畳み傘で十分ですよね。
それゆえ、つい使った後なのにバッグに仕舞ったまま干し忘れてしまった…なんてこと、ありませんか?そう、折り畳み傘の臭いの原因は使用後の干し忘れです。
[st-kaiwa1]疲れて帰宅すると、つい忘れがち…[/st-kaiwa1]折り畳んだ状態で水分が長く残ったままだと、雑菌が繁殖してしまいます。傘は滅多に洗わないので、使った時の汚れや垢をエサに雑菌が増えてしまうんです。
菌が繁殖する際に放出するニオイ分子から異臭を放っています。原因は長年の使用による汚れと湿気なので、干し忘れは菌を繁殖させてしまうことになります。
5分で出来る傘の洗い方
原因が分かったところで、自宅で折り畳み傘を洗濯してみました。
必要な道具は、
- おしゃれ着洗剤
- バケツ(なくても代用OK)
おしゃれ着洗剤にしたのは、通常の洗剤より洗浄力が弱くて素材を傷めないと思ったからです。傘のように普段洗わないモノは、手洗いで優しく洗いましょう。
(1)洗浄液を作る
まず。バケツにおしゃれ着洗剤を少量入れてから水を加えていきます。もし、バケツが自宅になくても代用できるものがあれば、それでも問題ありません。
先に洗剤を入れることで、水を加えている間に洗剤が混ざり合って、自然に泡立ちます。あとで手でかき混ぜる必要がなくなるので、手荒れ防止になりますよ。
(2)傘を投入して手洗い
洗剤と水が混ざった洗浄液に、折り畳んだ状態の傘を投入します。
気になる汚れを手で洗いながら、バシャバシャと。骨組みを痛めないように注意しながら優しく洗いましょう。柔らかいスポンジを使って洗うのも良いですね。
(3)すすぎ洗いを4~5回繰り返す
洗い終わったら、泡が出なくなるまで十分にすすぎ洗いをしていきます。私は4~5回ほど繰り返して、完全に泡が出ないことを確認してから終えました。
なぜなら、ここで洗い残しがあると黄ばみの原因になりかねないからです。もう十分洗ったと思えるくらい洗い切ったと感じるまで、優しくすすぎましょう。
(4)傘を広げて日陰で干す
すすぎ洗いの後は、傘を広げた状態で日陰干ししましょう。
骨組みなど金属の部分は水に濡れた状態が続けば続くほど、錆びやすいので注意が必要です。予め、水気を拭きとっておくと良いですよ。
完全に水分が無くなるまで部屋干ししたら、終了です。最後に防水スプレーを満遍なく振りかけておくと、傘としての機能も良くなるのでおススメします。
手洗いしたら匂いが消えた
今回初めて折り畳み傘を手洗いしましたが、自宅になるもので5分あれば出来る作業なので、とても簡単でした。どうして今までやらなかったのか…。
洗浄後は洗剤の良い匂いで、気になっていた生臭い匂いが消えました!洗浄してから1年間、帰宅後すぐ干すように心掛けていて、あの匂いは経験していません。
少し汚れていた部分も、元の白さを取り戻しました。お気に入りの傘なのに臭いが気になる方や手入れ方法に悩んでいる方は、ぜひこの方法をお試しください。