トイレのリフォームを実施するにあたっての流れは、
- 商品を決める
- 業者に見積もりを依頼して選定する
- 正式に業者と契約をする
- 施工開始
となります。今回はトイレリフォーム体験談の第二弾として「業者に見積もりを依頼して選定する」について、実際の見積額と選定基準についてご紹介します。
トイレリフォームの見積もり
今回お願いしたリフォームの内容は、以下の通りです。
- タンクレストイレへの変更
- 内装(壁と床)のリフォーム
- 掃除の手間を省くため、手洗い器は不要
商品や希望を決めてから見積もりを依頼した方が、業者さんの手間を省くことができてスムーズに話し合いができると思ったので、予め決めてから相談しました。
お断りの場合も考えて、話し合いは短めに
依頼したのは、どちらもリフォーム全般を請け負う2社。名前は伏せますが「安心の○○価格」を謳ってるA社と、デベロッパー系列のリフォーム会社B社です。
こういったリフォームには定価がなくて業者の言い値なので、相見積もり(複数社への見積もり依頼)は相場を知るためにも必要と考えて2社にお願いしました。
A社の場合
定額リフォームを提案するA社は、予約のしやすさから見積もりを依頼しました。現地調査にやってきたのは、地元で工務店を営んでいる作業服を着た男性一人。
優しそうな感じの良い方でしたが、
- 電話による営業がしつこく感じた
- トラブル回避のマイナス発言が気になった
- 見積書の内訳に不透明な部分が多かった
と、気になる点がちらほら。電話に出れないことが多いので、メールでのやり取りを希望したのに何かあるごとに電話を鳴らされ、しつこく感じてしまいました。
また、現地調査中に「クロスは張替えによる浮きがでるかも知れない」や「壁を保護するソフト巾木の幅は大きくなる」などの希望に反した発言が気になりました。
融通があまり効かない雰囲気でした
ただ提示された見積もり金額は32万円台と驚くほど安い!タンクレストイレでこの価格は安すぎるので、家計を守る身としては正直ここでちょっと揺れました…。
B社の場合
デベロッパー系列のB社は、入居当時に部屋全体の床と壁紙、照明のリフォームをした経緯から見積もりを依頼しました。現地調査には、当時からの担当者さん。
マンションを建てた企業の系列会社なので図面を持っていて、今のトイレ仕様(水圧の問題や配管位置・構造など)にも詳しいので話が早く、安心感がありました。
- 希望通り、メール中心のやり取り
- 施工して問題があればやり直しを約束してくれた
- 見積書の内訳が明確で分かりやすかった
B社は、A社で疑問に感じたことを全て払拭してくれました。そして最も安心感があったのは、見積書の内訳が分かりやすくて明確だったこと。
トイレ工事には室内の養生から既存トイレの撤去、トイレや取り替えなどの費用が掛かります。A社の場合、それが全て一括計上で見積書に記載されていました。
これってそんなに問題?
そう思う方もいるかも知れないですが、見積書の内容(内訳)が不透明ということは「なぜこの価格なのか」の理由が分からないことと同じなんですよね。
もしかしたら工事工程に落とし穴があるとか、少ない金額で利益を上げる為に人件費を削っているのかも知れないとか、そんな場合も想定する必要があります。
ただ、B社から提示された見積もり金額は44万円台と高めでした。A社と比較して+12万円もの差になるとは。これは正直、めちゃくちゃ悩んでしまいました。
価格と信頼、どちらを選ぶ?
A社は圧倒的に安い、けど施工においての不安点が多い。一方でB社は施工において安心感がある、けど値段は高い。と両極端な結果になってしまった相見積もり。
どちらも当初の予算内に収まっているとはいえ、12万の価格差に心が揺らいでしまいました。12万円あれば、あれもこれも買えちゃうなとか想像が膨らむ始末。
でも、冷静になって考えるとトイレって10年以上は使うもの。自分で買って変えられるものでもない。もしリフォーム中やその後、トラブルが発生したらどうする?
家は私たちにとって大切な財産であり、暮らしの中心です。夫も「後悔したくない」と言ってくれたので、デベロッパー系列のB社にリフォームをお願いしました。
結果、これが正解
リフォーム後の今、結果としてB社を選んで正解でした。マンションなのでリフォーム中の騒音が気がかりでしたが、事前に上下と両隣にご挨拶してくれる丁寧さで。
事前に必要な管理会社への連絡もお願いできました
こういう面倒なこともサービスの一貫としてお願いできたのも、B社を選んだ理由です。仕事で忙しい時期なので、当日まで何もしないで良かったのは助かりました。
次回はいよいよ最終章。トイレリフォームのビフォー&アフターを公開します。