中古マンションを購入して、引っ越してから4年目。入居当時から「いつかは」と思っていたトイレを自分たち好みにすべく、リフォームすることにしました。
トイレは家の中で最も狭い空間なので、決め事も少ないだろうと思っていたけれど、実際はトイレ一つ決めるだけでも相当悩む結果となって早1ヶ月が過ぎました。
こんなに時間掛かるとは思ってなかった
でも、楽しい。家のことを考える時間は、最高に楽しい。この楽しかった思い出を書き留めておきたいと思い、トイレリフォーム体験談を書くことにしました。
今回は、商品決め編です。業者に見積もりを取る際は、必ずどの商品にするか聞かれる(決めてほしい雰囲気になる)ので、事前に決めておくと話が早いですね。
ネオレストDH1/TOTO
TOTOやLIXIL、Panasonicなど自分たちが知らないだけで、トイレメーカーは10社程ありまして。私たちはその中から、TOTOの「ネオレストDH1」に決めました。
TOTOに決めた理由は、見積もりにきた業者さんから「TOTOのトイレは、他社に比べて修理依頼が少ない(=壊れにくい)」と教えてもらったことからでした。
加えて、「値段は他社より高め(実際、5万円以上違った)だけど、丈夫で壊れにくいこともあって、トイレのシェア率はNo. 1なんです」とも。
メーカーとしての信頼あってこそ
自分たちで利用者の口コミを調べて比較しましたが、見積もりを取った2社ともTOTO推しで、元々のタンク付きトイレもTOTOだったことが決め手になりました。
TOTOのタンクレス商品内から「ネオレストDH1」にした理由は、自分たちにとって必要十分な機能性のみを備えたモデルで、求めやすい価格だったからです。
言ってみれば、TOTOのタンクレストイレ商品内で最も低価格なモデル。でも、私たちは便座・便ふたの自動開閉機能がないモデルが欲しかったので、これで十分。
確認したところ、TOTOの自動開閉機能って流した後に蓋が閉まる仕組みなんですよ。私たちは水の飛び散りを防ぎたいので、閉めてから流したい派でして。
上を見ればいくらだって魅力的な商品はあるけれど、必要のない機能にお金を払いたくない。なので、必要な機能だけ備えたネオレストDH1に決めました。
トイレの値段が下がったので、ウォシュレットのリモコンを標準型(写真上)から、スッキリしたスティックリモコン(写真下)に変更させてもらいました。
リモコンを変更したことで、1万円程度の上乗せ費用は発生するけれど、これから10年は使うと考えるとリモコンで後悔したくないと思って、最後に我儘言いました。
うん、これが良い。やっぱり私は、無駄のないシンプルなデザインが好き。最後の最後で相当悩んでしまったけれど、これで後悔のないリフォームが出来そうです。
トイレ関連商品
二連紙巻器/TOTO
ペーパーホルダー(紙巻器)は、TOTOの「YH701」にしました。このリフォームを機に一連から二連に変更して、棚としても活用できるものに買い替えです。
二連ならトイレットペーパーが途中でなくなっても、もう一つあるので慌てる必要がありません。ちょっとしたモノを置ける棚付きで、ワンハンドカット機能付き。
オフィスや店舗で使うようなパブリック向け商品なので、無骨でクールなデザインも魅力でした。選んだ壁紙と床材との相性も考えて、こちらに決めました。
ウォールフック/MOEBE
私がトイレを使うとき、いつも困っていたのが生理用品の置き場所。今まではトイレ中央にある備え付けの棚の中に隠していたけれど、取り出すのが面倒でして。
高い場所からモノを取り出すって、ちょっと大変
そこで思いついたのが、フック収納です。使わないときは棚の中に、使うときは必要な分のナプキンを布袋に入れて、このフックに引っ掛けておくことにしました。
MOEBEの「WALL HOOK」は見た目がお洒落なので、使っていないときもモニュメントみたいで素敵。埃も溜まりにくそう、と掃除担当の夫も賛成してくれました。
床材/東リ
床材は、東リのビニル床シート「FS3007」にしました。トイレの床材と言えばクッションフロアが一般的なのですが、どのメーカーも種類が少ないんですよね。
私と夫の第一候補が違って、夫婦間で意見が割れて「これ!」というものが見つかりませんでした。床材はグレーと決めていて、選択肢があまりなかったんですよ。
木材風のものばかりなんですよね〜
東リのショールームで、ビニル床シートを見かけて「これならいいのに」と夫と話していたら、同じように思っていた別のお客さんが店員さんに質問されていて。
店員さんの「こちらもトイレの床材として使えますよ」の一言で、これだと決めました。クッションフロアより材料費や施工代が5,000円上乗せされたけど、良し。
壁紙/Sangetsu
壁紙は、一目惚れしたSangetsuの「FE6129」にしました。これ、ウェブで見たときは気にもしておらず、ショールームに足を運んだからこそ見つけられた壁紙。
床材は最初からグレーの一択だったので、それに似合う壁紙を選びました。壁紙は驚くほど種類が多いので、予め色や素材、デザインを絞って探すと良いですよ。
一見、ピンクにも見えるベージュで色が絶妙なんです。石に色を塗ったような雰囲気も好きで、夫も「かわいい色だね」と賛成してくれたので、これに決めました。
商品決めで大事なこと
以上、選んだアイテムたちを紹介しました。モノ選びって凝りだすと大変だけど、その分だけ後悔のないリフォームができると信じて悩んじゃいましょう。
- 私たちが外せない条件は何かを話し合う
- 口コミや業者の声を聞く
- ショールームやサンプル請求で、実物に見て触れる
ただ沼にハマって抜け出せなくならないように、事前に家族間で外せない条件を確認しておくことをお勧めします。全商品見て回るなんて、とても大変なので。
そして口コミ、これは貴重な情報源として最大限活用すべし。世の中なんて、自分の知らないことばかりなので、利用者や専門の人の意見を聞いて損はないです。
ある程度これだっていう商品に出会ったら、購入前に実物をチェックしておきましょう。実際に私たちもトイレで相当悩んだけど、実物見たら即決でした。