今年やりたいことリストとして頭の片隅に置いていた『割れた食器を直したい』という思いを、年末間近にワークショップに参加して実現させることが出来ました。
我が家にある食器は、旅先やイベントで購入したものが多いです。たとえ買い替えできる器でも、あの時あの場所で買った器じゃないんだ…と思うと寂しくなります。
それにモノが少ない生活だからこそ、所有するモノはとことん大事にするが私のモットーです。捨てる選択肢をなくしたいと思い、簡易金継ぎ教室に参加しました。
簡易金継ぎ教室に行ってきました
今回、私がお世話になったのは大阪にある「wad」さんです。
前々から素敵なお店だな〜と思い、私の中の気になるお店リストに登録していました。最近ふとHPを覗いてみたら、簡易金継ぎ教室をやってるじゃありませんか!
不定期で開催している簡易金継ぎ教室ですが、この日なら参加できる!といい具合にスケジュールが合ったので、2日間(1日2時間コース)参加して来ました。
当日ワークショップの会場に行くと、先生が金継ぎした作品が白い棚にずらりと並んでいました。どれも味があって、一言で言い表せないくらい素敵でした。
金継ぎって壊れた器を修理するものだと思っていましたが、どうやらこの考えは間違っていたようです。今までとは違う、新しい価値を与える作業でもあるんだな。
特にこの器が、素敵でした。深みのある青色を背景に銀色の線が綺麗で、いつまでも眺めていたくなります。金継ぎって面白くて奥が深いな〜。
ワークショップに参加するメリット
私は人生で初めてワークショップに参加したのですが、実際に体験して「あ、これいいな」と思ったことがあります。
直接プロから学べる
まずは、初心者でも出来るようプロが直接教えてくれることです。
知らないことは『ググる』が基本な現代では、何でもネット頼みです。それも良いですが、もっと良いのは「人から直接聞いて学ぶこと」なんですよね。
プロに教わりながら学ぶことで、本や記事を読むだけでは理解しがたい作業も、すーっと頭の中に入ります。分からないことをその場で解決出来るのも嬉しいです。
忙しく働く大人にとって「時間」は限られたものです。その時間を短縮する方法として、専門家から教えてもらえるワークショップがあるのだなと感じました。
楽しみながら作業ができる
また、楽しみながら作業できるのもワークショップの良さですよね。
大人になると会社の人か家族くらいしか会話しない日もしばしばなので、こうやって知らない人同士が集まって、一つの作業を一緒にするのが楽しくって。
その色綺麗ですね〜とか、次の作業って何でしたっけ?とか年齢や性別など無関係でお話できたのが、ワークショップって面白いな〜と思った瞬間でした。
新しい趣味と出会えるかも
あとは、新しい自分を見つけられることだと思います。
初めてを経験することで、自分の中の「好き」や「嫌い」を知れるというか。金継ぎって難しそう…で止まっていた自分が一歩踏み出せたことの達成感とか。
あっという間の4時間でしたが、とても充実した時間でした。この経験を活かして、特技は「簡易金継ぎです」って言えるくらい上手になるのが最終目標です。
何歳になっても学べる自分でいたい
初めてのワークショップでしたが、一言で言うと楽しかったに尽きます。
大人になると新しい場所に飛び込むのが苦手になって、変に構えてしまう自分がいるのですが、臆せずに挑戦すると新しい発見があって面白いなと思いました。
何時迄も子どものままっていう訳にはいかないけれど、子どものような好奇心は残しつつ、学べる大人でありたいなと思った今日この頃です。