佐々木さんと言えば、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」で有名なミニマリスト。私は佐々木さんの本を読んで、ミニマリストになりたいと思いました。
そんな佐々木さんの第二作、ということで読める日を楽しみにしていました。
この本は、習慣の決定版。習慣にしたいと思っても、なかなか実行に移せない私ですが、この本を読んで考え方や方法が間違っていたことに気付かされました。
佐々木典士さんの著書「ぼくたちは習慣で、出来ている。」を読んで、私が実践したいと思った習慣化の方法(ステップ)についてご紹介します。
習慣化に向けたステップ
私が習慣化したいことの一つに「ちゃんと歯を磨く」があります。歯の定期検診で、歯医者さんに歯磨きの仕方が悪いと注意され、気になり始めました。
歯磨きは毎日の日課で、1日に3回は磨きます。ちゃんと磨いてるつもりでしたが、もっと丁寧に!と言われて、直さなければと思いつつ…面倒くさい。
1本の歯の一面に対して20回はブラシで擦ってという指導を受けて、その場では分かりました!って言うけど続かない。歯磨きに重点を置けない自分がいました。
まず、やめることを決める
- 自分の子どもに身につけて欲しくないもの
- 終わった後に、達成感ではなく後悔を覚えるもの
- 振り返った時に、大きな学びを得たと感じられるもの
このあたりを念頭に、まずはやめるべきものを洗い出してみよう
なぜ歯を丁寧に磨くが出来ないのかを考えた時、歯を磨く時に何かしら他のことをしているからだと気付きました。テレビやSNSを見たりしながら…なんて感じで。
何かを習慣付けたいなら「まず、やめることを決める」ことが大切です。歯磨き中のながら作業は、上記のやめるべきものの基準全てに当てはまる事柄でした。
歯をちゃんと磨けない子どもがいたら、絶対怒るな。ちゃんと磨きなさいって注意する。磨き残しで虫歯や歯周病になることだってあるから、そうなったら大変だ。
ちゃんと磨けるようになったら、痛い治療を受ける回数も治療費も減って安心だな。といった感じで、歯磨きは大事なこと、という認識を持てるように。
やる気は、やる前に出ないと知る
とりあえず何かをやり始めてしまうことで、やる気が生まれる。
習慣にすれば得れる報酬はいっぱいある、と思っても、なかなか実行に移せない。そんな時は「やる気は、やる前に出ないと知る」ことを意識します。
今日仕事したくないな、やる気出ないな、なんて日も、会社に出社してデスクに座ればヨシ!って思えます。やり始めないと、やる気は出ないとはまさにこのこと。
歯磨きも、一度歯ブラシを手に取ってしまえば、あとは磨くだけ。面倒くさくても、とりあえず歯ブラシを手に取る。そうすれば、やる気は後から付いてくる。
今日始める
今日が、昨日から見た「明日」であり、先週から見た「あと」であり、先月から見た「いつか」である。今日始めよう。
習慣にしたいことを始めるとき、人はついついキリのよいところからスタートしようとしてしまう。まさしく、私はこのタイプです。
明日から頑張ろう、あと少しで来月だから来月から頑張ろうと、先延ばしにしてしまう。今日決めたことは「今日始める」ことって簡単そうで意外と難しい。
ですが、前述の引用文のように過去から見たら今日は未来。後回しにしても何も良いことなしです。この本を読んで、早速「丁寧に歯を磨く」を実践しています。
ゴールは意識しなくなった時
習慣とすら意識せず続けている時が本当の習慣になった時かもしれない。
習慣のゴールは、その行為を意識しなくなった時だと私も思います。現に「丁寧に歯を磨く」行為は、実践5日目にして私の当たり前になってきています。
歯磨きする時は自然と洗面所の前に立ち、歯だけに集中して磨くことが出来ています。続けていけば、丁寧に磨くなんて考えずに出来るはずです。
ぼくたちは習慣は、できている。
この本は、なりたい自分があって、それを目指してる人に読んでほしい一冊です。続けることの大切さを教えてくれ、なぜ習慣に出来ないかを分析してくれます。
実は私が紹介した習慣化のステップは、この本の中のほんの一部です。ステップは50通りあり、どれに当てはまるかはその人次第なのです。
ぜひ、あなたの習慣にしたいことを思い浮かべながら読んでみてください。きっと、あなたの力になってくれると思います。